子供部屋無職おじさん8日目。
驚異的に何もしないまま日々を過ごしていますが、流れる時間の速さが豪速です。
人間何もしないと暇になって、時間の流れがゆっくりになるのかな?と思いきや、
一瞬で1日が終わってしまうから恐ろしい(発狂)。
何をやっているのかというと、
- お昼寝
- ネットサーフィン
- アニメ鑑賞
以上です。
なんの生産性もない作業ですが、これらは1日を潰すには十分な力を持っているので注意が必要です。
そんな堕落した日々を過ごしているわけですが。
実家に帰ったらkindle本を書こうと以前から思っていまして、
その参考に本日、一冊の本を読みました。
「会社を辞めて 生き方を変えることにした」
すずひらさんという著者様なのですが。
以前からtwitterで存在は把握していて、私のフォロワーさんにもフォローしてらっしゃる方が何人もいるような感じなので、
界隈的には近い場所にいる方なのかなと勝手に思っていました。
ただ本書を読んでみて、完全に考えが変わってしまいました。
「めっちゃちゃんと社会人だった」
セミリタイアとかFIREとかフリーターとか無職とか。
そういった言葉が似合う人達は、多かれ少なかれ似たような界隈にいると思う。
でも、そこにはヒエラルキーのようなものがあって。
主には、収入とか資産額とか、同じような収入でも働き方とかによって決まる位置づけがあると感じる。
完全FIRE様がいて、サイドFIRE様がいて、セミリタイアがいて(低資産とそこそこ資産派で一線はあるそう)、単なるフリーターがいて、単なる無職がいる。
私が普段目を付けているのは、単なるフリーターや低資産セミリタイアさんなのだけど、
そういった人は「労働無理です。バイトしか無理です」みたいな人が多くて、
何か親近感が湧くのだけど。
すずひらさんの場合は、何年も正社員をしたうえでのセミリタイアなので、
どちらかと言えば、FIREっぽい空気が漂っている。
社会不適合者とか底辺とか弱者のような自称をしている方が多い低資産セミリタイア以下の界隈には属さない方だろう。
そんな感じでちょっと壁は感じるのだけど、
後悔なき人生を送ろうという方針は、私も同じ。
すずひらさんの場合は、ちゃんと社会人を経験して、その他にもとある出来事があったりして、そこに至られたらしい。
私は何もそういった経験もなく、
社会人できるかな?という検証にも2年ちょいで見切りを付け、
欲望を並び立てて、それを実現していくことが後悔なき人生だろうと思って生きている。
本書はすずひらさんの中学生から最後の退職までの出来事を綴った自叙伝のようなもの。
一人が好きなところとか、似たような空気を感じる部分はあるのだけど。
なんだかんだと何年も社会人やってらっしゃったり、お友達もいらっしゃったりというところで、
やっぱりちゃんとした人なんだなと思う。
比較してみると、
部活を途中で辞めたり、大学留年したりしながらもちゃんと社会人をやったすずひらさん。
中高部活フル出勤で、高校・大学受験もしっかりやりつつ、大学もそつなく卒業したくせに、ほぼ社会人できなかった私。
思い返してみると、
友達いない上に意味も考えず部活にフル参加して、病欠以外はフル出席していていた私の不気味さが浮かび上がるのだけど。
それができる性質だったから、そそくさと社会のレールから外れることができたのだと思う。
社会のレールから外れるには、何かしらのキッカケや背景があるものなのだろう。
本書ではその過程が分かりやすく示されている。
もちろんレールから外れるのが幸せではない人も多いだろうけど、
すずひらさんのように学生時代からヤバさの鱗片を覗かせていた人は、外れた方が幸せになれる人が多いのではないか?という気がする。
そんな社会不適合者たち(潜在?)にとって、本書はレールから脱出するキッカケになり得るのかもしれない。
twitter:@gintarou_k