もう最近、ドラクエしかやってなかった。
この2週間で、ドラクエ3→1→2と立て続けにクリアして今に至る。
これらはロト3部作と呼ばれるもので、同じ世界の時系列の違うお話たち。
3の数百年後に1、1の数百年後に2といった感じ。
なので、3で出てきた町が2では崩壊していたり、昔起こった出来事が2まで伝説のように語り継がれていたり、
細かい繋がりが散りばめられていて面白かった。
一気にやって良かったと思う。
ドラクエ自体は小学生か中学生の頃にプレイしたことがあった。
あの頃は、1つのソフトで何ヶ月も遊べていたのだが、
今や20時間や30時間程度でクリアしてしまって、クリアできしだい売る。
ある意味、大人の楽しみ方だなぁと思う。
私の楽しみ方では、意外とお金がかからない。
今のところ、クーポンやポイント還元などを加味すれば、買値と同等かそれ以上でソフトを売却できている。
これだけたくさんの人間が関わって作り上げた高クオリティなサービスを、さほど金をかけずに享受できるのだから、
ゲームは良い趣味だと思う。
私は特にゲームの没頭性に注目したい。
もう最近は、遮光カーテンを閉め切った部屋で朝か夜かも分からんなと思いながら、ずっとゲームをしていた。
ご飯も食べず、風呂も入らず、ケータイもたいして触らず。
ほぼ睡眠とゲームしかしていない。
こんなに手軽に没頭できるコンテンツはゲームくらいだろう。
没頭することは、私にとっては生活の堕落を招く。
実際に、今の部屋はゴミ屋敷と化し、今週はvlogの編集もやってない。
欲を制御できない私にゲームは悪影響が大きい。
だから、せめてもの対策として、本編クリアまでしか物語を進めないことにしている。
本編クリア後のやり込みは作業ゲーと化すので、娯楽の享受という目的ではタイパが悪い。
そして、クリアしだいデータを即消去して、メルカリに出品してしまう。
つまり、私がゲームと共存する方法は、”可及的速やかに本編クリアまで至り、すぐに売る”ことである。
ゲームをしている期間は廃人化してOK。
そのくらい没頭してこそ、ゲームの醍醐味を楽しんでいるというもんだ。
でもそれが長引くとクオリティオブライフが崩壊するので、はやくラスボス倒してね、
という話である。
少し前の文章に戻るが、私はゲームの没頭性に注目している。
最近読んだ本に、嫌なことを忘れる方法が書いてあった。
嫌なことがあれば、それを思い出さないことが重要。
反復して思い出せば出すほど、記憶に定着してしまうからだ。
特に、その出来事が起こった直後の期間に思い出さないことが重要らしい。
そして、新しいことを経験することも重要。
古い記憶を消すには、新しい記憶を積み重ねるのが有効とのこと。
時間が解決するなんて言うが、同じ長さの時間を経ても、新しい経験をたくさん得ている人の方が、過去の出来事を思い出しにくくなる。
では、嫌なことを思い出さないにはどうしたら良いか?
思い出す隙がないくらい、何かに没頭するのが良い。
そして、手軽に没頭できるコンテンツとして使えるのがゲームというわけである。
だから嫌なことがあったら、すぐにゲームをやろう。
少しでも思い出さぬように、少しでもそれが記憶として定着しないように、
ファンタジーの世界に籠もるのが良い。
ぼーっとして暇な時には、ふと過去のブラックヒストリーが蘇ってきて発狂することがあるけど、
あれは良くないのだ。
それを思い出せば出すほど、重要な記憶として大事に収納されてしまう。
今回読んだ本に限らず、脳科学系の本を読むとだいたい書いてあるのが、
“新しい経験を積み重ねましょう”
ということである。
過去の黒歴史や古傷を忘却の彼方へ追いやるためにも、新しいことをたくさん経験して、
記憶を完全に消すことはできなくても、
せめて思い出す頻度が減るように、
鮮明に思い出せなくなるようにしていこう。
嫌なことを思い出してることに気づいたら、すぐに別のことを考えよう。
それについて考えてはいけない。
ヒトの身体はそんなにすぐ変わらないので、悪いことを忘れられないようになっているのは、獣に追いかけられていたような古からの悪習とも言える。
獣がいない現在では、忘れたところで命に関わる出来事なんてほぼ無い。
現代ホモサピは過剰に不要な記憶を覚えすぎているのだ。
嫌な記憶は忘れるべきであり、
少しでも定着しないように、今後はゲームを活用していこう。
twitter:@gintarou_k








