「節約ばかりしていると心が貧しくなる」
さっきX(twitter)で見かけて、少し考えさせられた文章だ。
心が貧しくなるとは、私の中では感性が乏しくなるということである。
空が青くて美しいなぁと感じたり、
キャベツが甘すぎて感動したり、
幸せそうな親子ピクニックを見て心臓がギュッとなったり、
亀の日光浴を見て微笑ましくなったり、
人は感性という色眼鏡を通じて世界を見ている。
感性が乏しくなるとは、
料理を食べても味に感想を抱かず、
散歩していても生き物が目に入らず、
空を見上げることもしないような、
無関心、無感情の状態のことだろう。
私個人的には、節約をしていても感性が乏しくなることはない。
お金を払わなくても空は美しいし、亀は可愛い。
キャベツは安くて美味い。
でも感性は人それぞれ違っていて、
私にとっての空がスポーツカーであり、亀がブランド物の鞄だったり、
キャベツがスターバックスカーフィーのやたらと高い激甘な飲料だったりする人もいるだろう。
そういう人が節約をすると、感性を動かされるものに触れる機会がなくなってしまうから、
心が貧しくなってしまうかもしれない。
個人の感性の話はなんとも言えないが、これまで裕福な生育環境で育ってきた人が節約により金を使えなくなれば確かに苦しくなりそうである。
節約生活には、向き不向きが存在していると思う。
空が青いだけで幸せを感じられる人は、節約生活が向いている。
お金をかけなくてもそこそこ幸せを感じられるからだ。
細かな話をすれば、セロトニン的幸福を感じやすいかどうか、それはセロトニンの分泌されやすさとか受容体の数とかによるのだろうけど、細かいことは分からない。
いずれにせよ、節約ばかりしていると心が貧しくなることは十分に起こりうると思うので、
金使えなくて苦しく思うなら、自分自身は節約が向いているタイプなのかを一度考えてみるべきだろう。
twitter:@gintarou_k