日々の雑感

一番暮らしやすい場所を考える。

マシュマロにて、ご質問をいただきました。

私がこれまで住んだ場所は、まだ6カ所ではありますが、その中から考えてみます。

 

 京都府八幡市

産まれてから大学に入るまでの時期を過ごした地元。

客観的な住みやすさで言うと悪くはありません。

お店は多いし、バスも多い。車が無くても暮らせるベッドタウンという感じ。

ただ、個人的に住みたい町ランキングでは最下位。

人口密度が濃過ぎるし、坂が多いし、比較的町も汚いし、治安もあまり良くないし、暑いし寒い。

もうこの町には住みたくありません。

 

滋賀県彦根市

大学時代の4年間を過ごした町。

町中や駅近で仕事できるなら、車が無くても普通に暮らせます。

大学が2つあって、町自体はそこそこ栄えている印象で、客層もきれいな感じ。

琵琶湖は南に行くほど汚いのですが、彦根の辺りまで北上すると普通に綺麗。

季節によっては鮎が取り放題。

生物好きの私には非常に刺さった土地で、就職先も滋賀県内で探していたくらいには好きな場所。

滋賀のやや北の方なので、京都や大阪に行くのに時間がかかるのが難点ですが、

お隣の米原市(僻地)にはなぜか新幹線が停まります。

個人的に住みたい町ランキングでは2位です。

 

福井県越前市

就活時は、滋賀県内で働ける企業に応募したのですが。

地域固定社員は給料低いよ。家賃補助でないよ。などという謳い文句につられて全国転勤社員に。

その結果、最初の赴任地となったのが越前市でした。

 

この土地で生きていくには車が必要です。

だだっ広い盆地で、人口密度が薄い分だけ、お店などの施設も分散している印象。

海もあるっちゃありますが、ひと山越えないとたどり着けないので恩恵感は薄め。

冬は豪雪地帯になるので地獄。

やや寂れた落ち着いた雰囲気は嫌いではないけど、正直これといった魅力も無いので、

個人的に住みたい町ランキングでは下から2番目の5位。

 

広島県廿日市市

福井で8カ月を過ごした後、なぜか広島県へ異動に。

世界遺産「厳島神社」がある町ですね。

 

この町は、海と山の間のごく狭い隙間に人がひしめき合っているような感じで、人口密度が濃い。

その分だけ色々な施設も密集していて、コンパクトシティ感がある。

私が住んでいた場所では、1本の道路のわずか2kmの区間内に、

病院、歯医者、郵便局、ドラスト×3、スーパー×4(1つは業スー!)、ダイソーなどが存在していました。

電車も市電とJRの2本が通っていて、中国地方では一番の都会「広島市」へのアクセスは容易。

ちょっと混むけど、広島市まで無料の自動車道も走っています。

気候は瀬戸内海沿いなので穏やか。

坂が多いのが難点ですが、住みやすさという観点では、これまで住んできた中で1位。

個人的にはもう少し人口密度が薄い方が好みなので、住みたい町ランキングでは4位です。

 

島根県益田市

正社員最後の赴任地。

山口県に隣接している場所で、お隣の萩市の方が知名度は高いかも。

こちらも海と山の隙間にある町なので、コンパクトシティ感は強め。

廿日市市と比べると、町中には坂がほとんど無いので移動が楽。

いつまで就航が継続されるかは分からないけど、東京行きの便が発着する空港あり。

海もすぐそこに感じられて、たまに安い魚がスーパーに並んだりもします。

気候的にも夏は涼しく、冬も山口市よりは温かいのでノーマルタイヤ勢もいます。

必要な施設が揃っていながら、人口密度はちょうど良いくらいで、とても居心地の良い町。

個人的な住みたい町ランキングでは、彦根を抑えた1位。

ただ、山陰の僻地ということで、脱出するのは面倒くさく、

今後の人口減少で住みにくい町になっていくことも危惧されます。

 

山口県山口市

島根で退職してから、周辺の家賃安い土地を探した結果、辿り着いた場所(現住)。

県庁所在地でありながら、人口はさほど多くなくて、人口密度も悪くない。

けっこうお店も密集していてコンパクトシティ感もあるし、坂も少ない。

沿線や町中で働くなら、車無くても暮らせる。

県立大学と国立大学があって栄えている構造は、彦根市と似たような感じで、客層はきれい。

気候は沿岸沿いと比べると暑くて寒いけど、京都と比べたらマシ。

何か独特の落ち着いた雰囲気のある町で、個人的にはけっこう好きだけど、

人が住んでいるのは海沿いではなく山寄りなので、海の横に住みたい私としてはやや微妙。

新幹線は通ってるけど空港は無いので、東京以外に行くなら福岡まで出る必要があります。

個人的な住みたい町ランキングでは3位。

客観的な住みやすさランキングでも、廿日市、八幡市に続く3位。

 

まとめ

 

客観的な住みやすさランキング

  1. 廿日市市
  2. 八幡市
  3. 山口市
  4. 彦根市
  5. 益田市
  6. 越前市

町の中から出ずに狭い範囲内で暮らすのであれば、益田市が1位ですが、

町の外への交通の便・仕事の豊富さ・今後の人口減少などを踏まえると、こういう順位になるかなあという感じです。

 

ただ、個人的な住みたい町ランキングでは、

  1. 益田市
  2. 彦根市
  3. 山口市
  4. 廿日市市
  5. 越前市
  6. 八幡市

こうやってまとめてみると、私の中の町の評価基準は、

  • 人口密度は適切か?
  • 必要な店・施設は密集しているか?
  • 海が近いか?

というのが大きな判断基準になっている。

私は怠惰だから、家から徒歩圏内にスーパーと駅と100均が欲しい。

自転車を使って10分圏内には、ホムセンと郵便局と病院が欲しいところ。

ユニクロとGUはあったら嬉しい。

外食はしないので、必要な店と施設は上記くらい。

それらが揃った上で、人口密度が濃すぎるとしんどいし、薄すぎても施設が分散するのでダメ。

沿岸沿いは山中よりも気候が穏やかだし、近くにあると私のメンタルには良いので、海か琵琶湖は欲しい。

交通網は大事だけど、私の場合はどうせバイトだから家の近くで仕事見つけるだろうし、

町の外へ旅行に行く頻度も、定住期以降は下がるだろうから、その辺の価値は低め。

外食したり、服買ったりしないから、そういう店の豊富さも求めていない。

 

という観点で見ていくと、

人口密度は、越前市は薄すぎて、八幡市と廿日市市では濃すぎる。

コンパクトシティ感では、益田市と廿日市市が強い。

宅地と海が近いという店では、やはり益田市が良い。

総合的に考えると、やっぱり益田市になる。

 

客観的な住みやすさと、個人的な住みたさは別であり、

住みやすいから住みたくなるというわけでは、必ずしもないと思う。

ひとまず、そこそこお店と施設が揃っていて、そこそこの交通網があって、豪雪地帯でなければ、普通に暮らしてはいける。

あとは、

  • どのくらいの人口密度が好みか?
  • どういった店が欲しいか?
  • 車は所有するのか?
  • 海は必要?
  • 将来性は?

といった個人の好みで町の評価は変わると思います。

町に求める項目を書き出してみると面白いかもしれませんね。

twitter:@gintarou_k

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